先生の仕事

教育

最近、学校の先生の仕事って、

ブラックな仕事の代表みたいに言われるようになってしまいましたね。

実際そうなんですが、世の中の人たちに伝えられるのは、残業時間の長さ位なんですよね。

実は私、かなり悩んだんですが、この春に35年間続けてきた公立高校の教師を退職したんです。

なぜ退職したかは、またの機会にするとして、

今回は、35年続けられた理由の1つをお伝えしようかと思います。

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新しく採用されて初めて教壇に立ったときのこと

覚えていらっしゃる先生ってけっこう多いのではないでしょうかね。

でも、私あんまり覚えていないんですね。

大学時代から家庭教師と塾講師のアルバイトをしていたせいか、

初任校に初出勤したときも緊張感がなく

当時の授業のスタイルはいわゆる「詰め込み」の講義型でした。

それって、塾のやり方とほぼ変わらなかったんです。だから、印象が薄い。

でも、ひとつだけ仕事の内容に大きな違いがあって、印象的だったことが。。。

それは何か。

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そう、部活動です。

部活動がない学校って、学校ですかね?

今は、部活動がブラック勤務のもとみたいに言われていますが、

部活動そのものが悪いのではないと思います。

勤務時間に部活動指導の時間が含まれないのが問題なので、すなわち、

もっと言うと、授業が多すぎるんだと思いますね。

午前9時前から午後4時ごろまで授業したあとに部活動となれば、部活動が終わるのは6時くらいになるわけだから勤務時間オーバーは必然ですよね。それから翌日の授業準備となれば、いつになったら家に帰れるの?って。。。私の地域は、1日6時限、週あたり30~33時限の時間割のうち、受け持ち授業は1日3~4時間、週あたり15~18時限がスタンダード。1時限あたりの授業を準備するには、予習なしでぶっつけでいく超優秀な先生も希にいましたけど、私は3~4時間くらいはかかっていたので、休みの日は部活動か、授業準備という感じでしたね。

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どうですか?

授業と部活動、どっちに問題があると思いますか?

授業、多過ぎですよね。

私の35年間の教師生活を支えたのは、部活動なんです。授業の担当も、クラス担任も、同じ生徒との付き合いは1年間が普通だし、人数が多いので関係が薄くなりがちなんです。

でも、部活動は3年間の付き合いで、生徒一人ひとりと毎日のように会話があるので、関係が自然と深まりましたね。卒業写真は、3年生の担任なら1年しか付き合いのない生徒でも一緒に写りますが、部活動は毎年全員(保護者も)でした。担任ももちろんいいですけど、部活動は別格でしたね。いい思いをさせていただきました。

先日も卒業して10年近くにもなる教え子から退職祝いのランチに誘われました。

本当に部活やってて良かったなぁと思った瞬間でしたね。

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